静環検査センターは、環境DNA解析、DNA分析において実績を多く有しており、
DNAと生物の知見を持った担当が、精度の高い結果をご提供いたします。
ご相談内容に応じて調査の設計から具体的な分析、解析まで承ります。
まずはお気軽にご相談ください。


環境DNA解析の概要
環境DNAとは、水や土壌などの環境中に存在する、生物から放出されたDNA断片のことです。このDNAを分析することで、特定の水域や地域にどのような生物が生息しているかを、生物を直接捕獲・観察せずに把握することができます。この技術は、生物多様性の調査、希少種の保全、外来種対策など幅広い分野で活用されており、労力と時間のかかる従来の方法に代わる効率的な手法として注目されています。
●高精度な環境 DNA 分析の実現
私たちはこの新しい技術に積極的に取り組み、学会、産学連携研究への参加などを通じ、分析精度の担保や解析技術の向上に努めています。また、得られた結果を動植物の知識のある技術者が解析、精査し、報告書としてまとめていきますので、高品質でわかりやすい成果品をお届けすることができます。
環境DNA解析・DNA分析の
相談例と流れ
相談例
- ●環境DNAによる生物調査をしたいが、時期や環境、地点数等の最適な手法は?
- ●プライマー設計など、分析手法の検討からはじめて生物を調べたい
- ●適切なサンプリング方法を教えてほしい
- ●新種記載された生物を調べたい
- ●猛禽類の巣下にあった卵殻は何の種?
- ●オコジョとイタチ等を糞で同定したい
- ●微小な稚魚を同定したい
- ●このミナミメダカは在来個体群?


ご相談の中から目的や条件に応じた「最適な調査設計」をご提案します。さらに結果の分析・考察まで一貫して対応し、信頼性の高い報告書にまとめてご提出いたします。
分析内容


●環境DNA 網羅的解析
各種ユニバーサルプライマーを用いたPCRにより環境中のDNAを増幅させ、次世代シーケンサーにより同時に数100万のDNAの塩基配列を解読します。その結果を、DNA解析ソフトなどにより解析し、対象種群の生物相を解明します。
事 例
MiFish(魚類)、MiDeca(甲殻類)、MiMammal(哺乳類)、MiBird(鳥類)、Amph_16S(両生類)、SeiSalam(サンショウウオ類※自社開発)、MiSeamam(海獣類※自社開発)、MtInsects-16S(昆虫)、SeiTurtle(カメ類※自社開発)等。
上記以外の生物群においてもご相談ください。調査目的に合わせたプライマーを検討します。
●環境DNA 種特異的分析
種特異的なプライマーセットを使用し、デジタルPCRまたはリアルタイムPCRを用いて対象生物の存在を明らかにします。デジタルPCRでは定量化が可能です。
事 例
ニホンザリガニ、ネコギギ、カワバタモロコ、ホトケドジョウ、オオサンショウウオ、タダミハコネサンショウウオ、アカイシサンショウウオ、カワネズミ、イシガイ、サクラエビ、ゴマサバ、カタクチイワシ、オオクチバス、カダヤシ等。
上記以外の生物種においてもご相談ください。調査目的に合わせたプライマーを検討します。


●組織DNAの分析
葉や組織(骨、羽、毛、血液)等のDNAを抽出し、対象種群のプライマーを用いたPCRによりDNAを増幅させ、種類の同定や交雑判定、地域個体群の解析を行います。
事 例
異物混入同定、オコジョやシベリアイタチ等の哺乳類の糞同定、メダカ類やホトケドジョウ・カワバタモロコ等の地域個体群判定、羽根や卵殻等の同定、新種記載された生物等の同定等。
対象種群に合わせたプライマーを弊社で設計、対応します。上記事例以外についてもご相談ください。



